数年前にスキルシートを書いてから全く手を加えていない、加えたけど自身の経歴を箇条書きしているだけ、という方は多いのではないでしょうか。
スキルシートについての明確な定義はありませんが、一般的にはシステム開発業務に従事するエンジニアが、今まで携わってきたシステム開発でのポジション、具体的な業務内容を時系列でまとめるものと言われています。
正社員エンジニアとしてはたらいていた方は、自身の売り込みを自社の営業が行っていたため、スキルシートに重点的に経歴を記載する、という考えは持っていなかったかと思います。
ただ開発現場の採用担当は忙しく、スキルシート一枚で採用の可否を判断することは珍しくありません。希望の案件に参画するためには「伝わりやすい」スキルシートを作成することは、とても重要なことなのです。
そこで今回は、希望の案件への参画決定率を上げるために、採用担当に刺さるスキルシートの書き方から、面談での活用法までお伝えします。
ぜひ一度、あなたのスキルシートを見返し、書きなおしてみてください。
当たり前に思えるかもしれませんが、意外と上記すべてを記入している方は少ないです。
少しでも採用担当の目に留まるスキル・経験を伝えられるよう、自身が関わった業務詳細はすべて記入しておきましょう。
例えば、
と記載するよりも、
と記載することで、あなたが具体的に何をして、どのような結果になったのか、を明確に伝えられるようになります。
独学でWebサービスを開発している人はそのURLやソースコードを、スマートフォンアプリを開発しているならそのアプリ名称とURLを記載しておきましょう。
もしセキュリティの観点上、スキルシートに記載することが難しいようであれば、「面談当日にお見せいたします」と記載しておくと良いでしょう。
・業務の進め方
・社会人としてのマナー
・プロジェクトに対する熱量
どれだけ魅力的なスキル・経験であっても、プロジェクトで求められていることではなかったら、その面談ではまったく必要のない情報となってしまうためです。
スキルシートについての明確な定義はありませんが、一般的にはシステム開発業務に従事するエンジニアが、今まで携わってきたシステム開発でのポジション、具体的な業務内容を時系列でまとめるものと言われています。
正社員エンジニアとしてはたらいていた方は、自身の売り込みを自社の営業が行っていたため、スキルシートに重点的に経歴を記載する、という考えは持っていなかったかと思います。
ただ開発現場の採用担当は忙しく、スキルシート一枚で採用の可否を判断することは珍しくありません。希望の案件に参画するためには「伝わりやすい」スキルシートを作成することは、とても重要なことなのです。
そこで今回は、希望の案件への参画決定率を上げるために、採用担当に刺さるスキルシートの書き方から、面談での活用法までお伝えします。
ぜひ一度、あなたのスキルシートを見返し、書きなおしてみてください。
1 スキルシートを書き始める前に
いきなりスキルシートに記載を始める前に意識して頂きたいことは、「採用担当にささる」スキルシートを書く、ということです。そのため、プロジェクトにおいて採用担当が人を探す際、どのような視点で見ているかを念頭においておく必要があります。採用担当者が「参画してほしい」と思う人
1.1 スキル・経験がプロジェクトに合っている
当たり前のことですが、プロジェクトで必要とされているスキル・経験を満たしているかを見ています。特に1ヶ月~1年未満のような短期プロジェクトで人を探している場合は、即戦力として業務を遂行する人が必要なため、スキル・経験を重視している傾向にあります。1.2 人柄がチームに合っている
少し曖昧さのある視点ですが、スキル・経験が要件を満たしていれば良い、というわけではなく、人柄がチームに合っているかどうかを見ていることも往々にしてあります。なぜなら、どれだけスキル・経験があろうと、チーム内連携を乱してしまったり、社会人としてのマナーが欠落していたりでは、プロジェクトの進捗に影響がでることが明白だからです。2 参画決定率が上がるスキルシートを書くステップ
採用担当が「参画してほしい」と思う視点を満たしていくことが、参画決定率を上げるポイントとなります。次はスキル・経験、人柄を十分に伝えられるスキルシートの作成方法をお話していきます。2.1 スキル・経験を伝えるために
2.1.1 関わった業務はまんべんなく記載しよう
プロジェクトに必要なスキル・経験を満たしている必要がある以上、自身が関わった業務の詳細については必ず記入しておきましょう。当たり前に思えるかもしれませんが、意外と上記すべてを記入している方は少ないです。
少しでも採用担当の目に留まるスキル・経験を伝えられるよう、自身が関わった業務詳細はすべて記入しておきましょう。
2.1.2 成功体験を記載しよう
成功体験は、あなたがその現場でどのような結果を残したのかを具体的に伝えられるものとなります。例えば、
○○の実装を行いました
と記載するよりも、
○○を実装することで、システムの通信速度を大幅に改善することができ、サイトの新規登録者数を前月比125%まで伸ばすことができました
と記載することで、あなたが具体的に何をして、どのような結果になったのか、を明確に伝えられるようになります。
2.1.3 提示できるアウトプットはすべて記載しよう
今まであなたが作成したアウトプットは、セキュリティの観点で問題がない以上、すべて記載することで、スキル・経験をさらに具体的に伝えることができます。独学でWebサービスを開発している人はそのURLやソースコードを、スマートフォンアプリを開発しているならそのアプリ名称とURLを記載しておきましょう。
もしセキュリティの観点上、スキルシートに記載することが難しいようであれば、「面談当日にお見せいたします」と記載しておくと良いでしょう。
2.2 人柄を伝えるために
スキルシートで自身の人柄を伝えることは難しいかもしれませんが、最低限でも人柄を伝えられる記載方法はあります。その2点をご紹介します。2.2.1 失敗体験を記載しよう
失敗体験自体はネガティブに捉えがちですが、下記のようにスキルシートに記載しておくことで、「もう同じ過ちは犯さないだろう」と思ってもらうことができます。さらに、「正直に物事を話す人」と思ってもらえます。クライアントとシステムの仕様を決める際、最終的な合意を一部あやふやな状態で進めてしまい、完成間近のタイミングで仕様変更となりプロジェクト遅延を引き起こしてしまいました。この経験からわたしは○○ということを学び、プロジェクト遅延を起こさぬよう現在まで心がけております
2.2.2 第三者のコメントも記載してみよう
なかなか難しいとは思いますが、第三者視点でのあなたの評価をスキルシートに記載できると、人柄が伝わりやすくなります。以前関わったプロジェクトのリーダーやメンバーなどに下記の項目をヒアリングすると良いでしょう。・業務の進め方
・社会人としてのマナー
・プロジェクトに対する熱量
プロジェクトチームをまとめるリーダーとして参画頂き「どうすればチームの生産性をあげられるか」ということにコミットして頂いておりました。またプロジェクトチームの中でも当社の正社員並みに熱意を持って取り組んで頂けたので、とても助かっておりました。次回増員の話が出た際は、ぜひ改めてお声が消させて頂きます。
3 面接でのスキルシート活用法
スキルシートは書類審査だけではなく面談のでも利用されるので、その際の活用法をお話させて頂きます。3.1 スキル・経験の伝え方
スキル・経験を採用担当に話す前にプロジェクトの概要を伺い、そのプロジェクトで求められそうなスキル・経験を中心に話をしていきましょう。どれだけ魅力的なスキル・経験であっても、プロジェクトで求められていることではなかったら、その面談ではまったく必要のない情報となってしまうためです。